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カフェ南果

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2006年 10月 29日

音の風景。

最近ひとりごとが多いですが、
きっと物思いにふける季節なんでしょうね。

音の風景。_d0066677_1419546.jpg




















昔の同僚で音フェチな人がおりました。
音フェチと言ってもドラマのワンシーンで机の上にティッシュの箱のようなものを
そっと置いたとき微かに聞こえるコトっという摩擦のような音。
えらいピンポイントな音フェチだけど、それがなんか「わかるわ〜。」と思った。
私も静寂の中で聞こえる微かな音が好きだ。
見えないところの音っていうのは想像力を使うので余計臨場感が湧く。

小さい頃、私が寝ている隣の部屋で父と母が会話をしながら持ち帰りの仕事をしていた。
学校の試験の時期は採点する音。
○がいっぱいの音、×がいっぱいの音。
コピー機がなかった時代、母はガリ板で学級通信を書いていた。
カリカリカリ、カリカリカリ・・・。
小気味良い音が眠りの中で響く。
兄は深夜に勉強をしながらラジオを聴いていた。
眠りの前の微かに聴こえる声や音。
人の気配を感じながら眠りにつくのが心地よかった。
目を瞑りながらいろんなことを想像して音を聴く。心地の良い時間。

by NANKA-NARA | 2006-10-29 14:50 |  ひとりごと


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